凪座―揺らぎの神棚―
【新製品: 2026年8月1日から販売】
凪座 ― 揺らぎの神棚 ―
神様をもっと身近に感じられる神棚を目指して生まれた、小さな祈りのための神棚です。
風や触れる動作によって、神札がやさしく揺らぐ「起き上がり構造」を採用。揺らぎの中でも倒れず、静かに元の位置へ戻ります。
従来の神棚のように高い場所へ固定するのではなく、机や棚、日常の身近な空間に自然に置けるよう、身体尺を基準に寸法を設計しました。
半楕円の木製土台は、両手で包み込むように持つことで、しっとりとした木の質感と適度な重みが身体に馴染み、神様との距離感を自然に縮めてくれます。
「凪座」は、祈りを特別なものとして遠ざけるのではなく、暮らしの中に静かに寄り添う、新しい神棚のかたちを提案します。
◎寸法:120×110×97mm(幅×奥行×高さ)
◎重量:410g
◎材質:土台・・・メープル(広葉樹)・鉛・磁石 、金具・・・真鍮、スチール
凪座(なぎざ)
揺らぎの神棚
神様を、もっと身近に。
開発ストーリー
日本人は古くから、神様を遠くから拝むだけではなく、日々の暮らしの中で、ともに生きる存在として大切にしてきました。
民俗学者・柳田国男が『遠野物語』で紹介した一つの民話があります。
子どもたちが神仏像を手に取り、楽しそうに遊んでいる姿を見た大人が、「神仏で遊んではいけない」とたしなめました。
その夜、神仏は大人の夢枕に現れ、
「子どもたちと遊んでいたのに、なぜ邪魔をしたのか。」
と語ったと伝えられています。
この民話が伝えているのは、神様は人を遠ざける存在ではなく、人々の暮らしの中に寄り添い、ともに喜び、ともに生きる存在であるという、日本人ならではの世界観です。
私たちは、この物語に深く心を動かされました。
現代では、住宅事情やライフスタイルの変化によって、神棚を設けることが難しいご家庭も少なくありません。
しかし、神様との距離まで遠くなってしまってよいのでしょうか。
凪座は、その問いから生まれました。
神棚を「特別な場所」に置くものではなく、リビングや書斎など、日々の暮らしの中で自然に神様を感じられる存在へ。
神様との距離を、もう一度、暮らしの中へ。
それが、凪座に込めた願いです。
3つのデザインポイント
① 揺らぎのデザイン
凪座は、起き上がり構造を採用しています。
万一手が触れても倒れにくく、ゆっくりと元の姿勢へ戻るため、設置場所を選ばず安心してお祀りいただけます。
その穏やかな揺らぎは、心が静かに整い、「凪」のような時間をもたらします。
② 造形のデザイン
土台には半楕円形、中心には円形の真鍮金具を組み合わせました。
角のないやわらかな曲線は、木の温もりを感じさせるだけでなく、日本人が古くから大切にしてきた「簡素」と「調和」の美意識を表現しています。
現代の住空間にも自然に溶け込む、新しい神棚のかたちです。
③ 身体尺のデザイン
凪座は、人の身体を基準に寸法を設計しました。
手のひらに自然と収まり、無理なく持つことができる大きさと重さ。
それは単なる使いやすさではなく、神様との心理的な距離を縮めるためのデザインでもあります。
自然と手に取りたくなること。
それが、凪座の大切な設計思想です。
思わず、手に取りたくなる神棚へ
三つのデザインポイントが重なり合うことで、凪座は「思わず触れたくなる神棚」となりました。
神棚は、飾るだけのものではありません。
神様を身近に感じ、感謝を伝え、心を整えるための存在です。
毎日の暮らしの中で、ふと手を添え、神様を感じる。
その小さな積み重ねが、日本人が古くから育んできた祈りの文化につながっていくと、私たちは考えています。
神様を、もっと身近に。
凪座は、神棚の形を変えるために生まれたものではありません。
神様との距離を、もう一度近づけるために生まれた神棚です。




